AU - CSTC
AU Certified Soft-skilled Test Consultant
Description
Agile United Certified Soft-skilled Test Consultant (AU-CSTC)の研修は、ソフトウェアテスターがチームのメンバー、同僚、顧客と効果的に協力するために必要な対人スキルを学ぶものです。コミュニケーション、チーム内の関係、個人の行動が、テスト活動や提供するソフトウェアの品質にどのような影響を与えるかを学びます。
参加者は、実践的な演習や意見交換を通じて、信頼を築く方法、チームの改善を支える方法、テストで得た知見を伝える方法、難しい会話に対応する方法を学びます。このシラバスは、Agile Test Model (ATM)の中心にある対人スキルと知識をもとにしています。これらのスキルを、アジャイル開発環境で働くソフトウェアテストコンサルタントの日々の業務につなげます。
第1章 – 自己理解とチーム内の関係
- チーム内での自分の強み、必要なこと、行動を理解する
- “自分の取扱説明書”を作成して発表する
- 学習用ゲームGameceptionを通じて、チームのメンバー同士の関わりを知る
- 協力、責任、製品の品質に関する課題を見つける
第2章 – 優れたチームをつくる
- 自己決定理論と基本的な心理的欲求
- 責任を果たすことと心理的安全性
- 無関心、不安、安心、学習の4つのゾーン
- PERFECTの原則を使って、責任を果たす姿勢を高める
- LEADINGの原則を使って、安心して意見を言える環境をつくる
- 思いやり、論理、自分らしさを通じて信頼を築く
- 高い信頼性が求められる組織(High Reliability Organizations、HROs)から学ぶ
- 優れたチームをつくるためのBAREの戦略とSPACEの考え方
第3章 – 視覚化の技法
- テストと協力における視覚化の価値
- 図を使って、システム、プロセス、テストで得た知見を説明する
- ノードとつながりを使ってシステムを表す
- マインドマップで静的な情報を整理する
- PopcornFlow©で実験とプロセスの改善を視覚化する
- 地下鉄の路線図の形で改善の進み具合を確認する
- 顧客のニーズ、構想、製品の概要を視覚化する
第4章 – モデルの活用
- モデルとは何か、なぜ役立つのかを理解する
- モデルを使って考えを伝え、複雑な内容を整理する
- 言葉でモデルをつくる練習をする
- モデルの限界を知る
- モデルと、それが表す現実の違いを理解する
第5章 – Agile Test Model (ATM)
- 3つの世界:顧客のニーズ、構想、ソフトウェア製品
- ニーズの把握と分析を通じて、顧客のニーズと構想をつなぐ
- 検証と確認を通じて、構想とソフトウェア製品をつなぐ
- 探索と妥当性確認を通じて、ソフトウェア製品と顧客のニーズをつなぐ
- それぞれの橋に対応するテスト活動
- モデル全体における対人スキルと知識の役割
第6章 – ストーリーテリング
- コミュニケーション、学習、意思決定における物語の役割
- 冒険への誘い、課題、学びをもとに物語を組み立てる
- 効果的な物語をつくる6つの質問
- テストの物語を伝える:何をなぜテストしたか、どう進めたか、何が見つかったか
- 物語を伝えるときのドーパミン、オキシトシン、エンドルフィンの働き
- 目的に合った物語を選び、伝える
第7章 – 批判的思考
- 批判的思考の意味と価値
- 3つの柱:情報を集める、議論の根拠を評価する、自分の考え方を見直して調整する
- 主張、結論、前提を調べる
- 論理的な誤りを見つける
- 経験や直感を使って素早く考えることと、批判的に考えることの違いを理解する
- ディベートを通じて批判的思考を練習する
第8章 – 思考の偏りを見つけて減らす
- 認知バイアスと、それが判断に与える影響を理解する
- システム1とシステム2の思考
- 最初の情報に頼りすぎるアンカリング・バイアス、正常な流れに注目しすぎるハッピーパス・バイアス、権威のある人を信じすぎる権威バイアス
- HALTの状態に気づく:空腹、怒り、孤独、疲れ
- 判断が他の人に与える影響を考える
- 外部の人の意見を聞き、過去の経験を振り返る
- 前提を明確にし、“もし私たちが間違っていたら?”と問いかける
- ペアテスト、ピアレビュー、探索的テストを使って思考の偏りを減らす
第9章 – フィードバックを伝える・受け取る
- 改善の土台となるフィードバックの目的
- ほめることで意欲を高めるフィードバック
- ハンバーガー法で行動を促すフィードバック
- Pendleton法で成果を評価するフィードバック
- 改善が必要な行動について、フィードバックを伝えたり受け取ったりする難しさを理解する
- 改善が必要な行動についてのフィードバックにSCORE法を使う
- 相手を尊重し、具体的で建設的なフィードバックを伝えるための基本ルール
第10章 – 交渉の技法
- ソフトウェアテスターの日々の業務における交渉の役割
- 感情が判断に与える影響を理解する
- 交渉の3つの柱:準備、探索、交渉
- 目標と、合意できなかった場合の最善の代替案(BATNA)を決める
- 質問、代替案、相手から出る可能性がある非難のリスト(accusation audit)を準備する
- 共感、要約、相手に合わせた対応を通じて理解を深める
- 探索の段階で感情について話す
- “魔法の「どうすれば?」”や“バルコニーに出る”などの技法を使う
- “いいえ”と言える余地をつくり、交渉がうまくいかなかった場合の影響を説明する
- 参加型の演習を通じて交渉を練習する
Target Audience
Agile United - Certified Soft-skilled Test Consultant (AU-CSTC)は、実践的な演習や意見交換を通じて、コミュニケーション力、批判的に考える力、協力する力を高めたいソフトウェアテスターやテストコンサルタントのための研修です。特に、アジャイル開発環境で働き、信頼を築くこと、チーム内の関係を改善すること、テストで得た知見を伝えること、フィードバックや交渉に効果的に対応することを目指す方に適しています。テストや品質に関わる開発者、スクラムマスター、プロダクトオーナー、管理職の方も、ソフトウェアテストの実務経験があれば、この研修から学ぶことができます。
Requirements
Agile United Certified Soft-skilled Test Consultant (AU-CSTC)の研修を受けるには、ソフトウェアテスターとしての実務経験が必要です。研修でより多くを学ぶために、3年以上のテスト経験があり、Lisa CrispinとJanet GregoryによるAgile TestingやMore Agile Testingなど、テストに関する本を読んで学んでいることをおすすめします。その他のおすすめの本は、シラバスをご確認ください。シラバスを学ぶだけでは、認定試験の準備として十分ではありません。
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